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下の印は杉田玄白、上の印は大槻玄沢の落款
印は杉田玄白の落款
印は大槻玄沢の落款
浅草自性院の記録(思文閣)
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下の印は杉田玄白、上の印は大槻玄沢の落款
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自筆下部の印は、杉田玄白、上の印は「大槻玄沢」(仙台藩医)の落款です。
大槻玄沢は杉田玄白の筆頭弟子。玄沢の名は杉田玄白の「玄」と前野良沢の「沢」をいただいたものとして有名。
「安楽行品(あんらくぎょうほん)」の内容の要旨は次の通りです。
「法華経」安楽行品(あんらくぎょうほん)は、文殊師利菩薩が、世で安楽に妙法蓮華経を修行する方法を問うたのに対し、釈尊が身・口・意・誓願の四種の安楽行を説き、これによって初心の人が妙法蓮華経を弘通し修行することを示した。具体的には、第一に身を安定にして、静寂の処にあって修行すること。第二に他人を軽蔑せず、穏やかな心で口に宣べ説くこと。第三にこの経を受持し読誦する者は、他の仏法を学ぶ者に対して嫉妬、争いの心を抱かないこと。第四に大慈大悲の心で一切衆生を救おうとの誓願を発することなどが記されている。
と表記されております。この表記は、フランス・アメリカなど欧米の大学
美術館等に展示のための「仕様基準」に準拠し表記されているものです。
坂本幸男・元立正大学学長は、その著「法華経」(岩波書店刊)冒頭で、「法華経は、
信仰の対象として強く深くあがめられ唱えられてきたが、同時に美しい比喩や巧み
な説話の数々が文学・芸術の世界にも豊かなものをもたらした」と記しております。
「法華経」の自筆が海外において額縁で展示されるのはこうした理由によるものです。
素龍は、松尾芭蕉の「奥の細道(国指定重要文化財)」を「清書(素龍・清書本)」した能筆家として有名です。
自筆は重厚勤厳な「真書体(経典体)」です。
写真の印のうち、下が「杉田玄白」の落款、
上が仙台藩医「大槻玄沢」の落款。
「自筆原本」
出品した自筆の「原文(漢文)」は次の通りです。
《妙法蓮華經。安楽行品(あんらくぎょうほん)》
亦勿輕罵學仏道者求其長短。
若比丘比丘尼優婆塞優婆夷。求聲聞者。
求辟支仏者。求菩薩道者。無得悩之令其疑悔。
語其人言汝等去道甚遠。終不能得一切種智。
所以者何。汝是放逸之人。於道懈怠故。
又亦不応戲論・・・・・《諸法有所諍競。》
(文責・出品者)
《妙法蓮華経 安楽行品(あんらくぎょうほん)》
亦(また)仏道を学する者を軽罵し、その長短を求むることなかれ。
もし比丘(ぴく)・比丘(ぴく)尼・優婆塞(うばそく)・
優婆夷(うばい)の声聞(しょうもん)を求むる者・
辟支仏(へきしぶつ)を求むる者・菩薩(ぼさつ)の道を求むる者、
之(これ)を悩まし其れをして疑悔せしめて、
その人に語って汝(なんじ)等道を去ること甚だ遠し、
終に一切種智を得ること能わじ。
所以(ゆえん)は何ん、汝(なんじ)はこれ放逸の人なり。
道に於(おい)て懈怠なるが故(ゆえ)にと言うこと得ることなかれ。
又亦(また)諸法を戲論して・・・・・《諍競する所あるべからず。》
(訳・出品者)
《妙法蓮華経 安楽行品(あんらくぎょうほん)》
また、仏道を学んでいる者の長短を探し求め、軽んじ罵ってはならぬ。
比丘・比丘尼・優婆塞・優婆夷で声聞を求める者、辟支仏を求める者、
菩薩道を求める者に対して、『汝等は仏道から大変遠い所に居る。
いつまでたっても一切種智を得ることはできないだろう。
何故なら、汝はこれ放逸の人であり仏道に於て懈怠(けたい)しているからだ』
と言って、その人に疑悔を抱かせ、悩ませてはならぬ。
また、諸法を・・・・《戯論し、言い争ってはならぬ。》
現代語訳の出典・「法華経」(岩波文庫)
備考・現代語訳の注記
現代語訳は、「法華経」(岩波文庫)と「法華経」のサンスクリット語原典を参照しております。ただし、たとえば「弥勒菩薩」をサンスクリット原典は「マイトレーヤ」としているため、漢文訳をそのまま引用し「弥勒菩薩」と訳しております。また、意味がわかりやすいように漢文からの訳よりも数行分広く訳しております。
写真右端が巻二十冒頭の写真、右下角印が伊達家(仙台藩)の家紋
写真中央が伊達家(仙台藩)家紋の拡大写真(竹に雀)右から3番目(左端)の右下が「素龍」自筆の署名。
左の印のうち、上が「杉田玄白」の落款、
下が仙台藩医「大槻玄沢」の落款。
海外展示の際の表記は、フランス語による表記であるため、
額縁の裏面に下記の「表示ラベル」を貼付しております。
画像の出典・思文閣
出品した「法華経」は、仙台藩が「藩政安泰祈願」のために江戸藩邸を通し、能筆家で有名な「自性院無量寺住職の柏木素龍」に依頼し、藩邸は「寄進」によってその対価としたと推定されております。巻二十の冒頭の伊達家(仙台藩)の所蔵を示す家紋が押捺されている。素龍は松尾芭蕉の親友として、「奥の細道」を清書しております。現在、その書は「素龍・清書本」として「重要文化財」に指定されております。
素龍・清書本「奥の細道」(国指定重要文化財)の資料及び画像はこちらをクリックすると閲覧することができます。「奥の細道」(素龍・清書本)は、「草書体」ですが、出品した自筆は、重厚勤厳な隷書(楷書)です。「奥の細道」(素龍・清書本)は、一日あれば清書できますが、隷書(楷書)の「法華経」は、完成し江戸藩邸に納めるまでに数ヶ月を費やしたものと考えられます。「添書」から「法華経」の完成は元禄十一年(1698)です。素龍自筆・「法華経」は長い間、江戸藩邸にありましたが、度重なる「江戸の大火」により散逸消滅しました。わが家に伝来するのは散逸を免れた残りの十分の一程度で、長い間、海外において展示されておりました。
「江戸の大火」等による散逸・消失を免れた「法華経」の断簡はその後、屏風立てになっている。さらに時代が下り、茶道の道具として活用された。「法華経」自筆の最終所有者は仙台藩医・大槻玄沢です。
2・「極付(きわめつけ)」について
杉田玄白の落款は、「箔付」と同時に茶道の道具としての「極付(きわめつけ)」の意味も合わせてもっていたと推定されている。「極付(きわめつけ)」は、「極め札」と同じ意味です。古来、鑑定の目的で添付される「極め札(極付)」は、「折り紙」でありましたため、「折り紙付」とも称された。
「極め札」を「極付」とも称するのはこうした理由によるものです。逆に偽物が多いため、信頼性がないという意味で「札付き」の言葉が生まれました。仙台藩は、茶道が盛んであり、家臣が用いる茶道具の信頼性を高めるために当代一の「能筆家」でその書が「名筆」と称された素龍の書に後年、杉田玄白の落款を付すのは仙台藩にとって「極付(きわめつけ)」の意味を持っていたと推定されている。
3・字体について
「重要文化財」である松尾芭蕉「奥の細道」は、素龍の草書体により記されておりますが「速写」であるため一部字体がくずれております。これは、松尾芭蕉が素龍の友人であった気軽さゆえと考えられている。一方、出品した「法華経」は大藩の依頼であったことと「法華経」ゆえ一文字ごとに精密に記されております。
4・紙質
「法華経」の自筆に用いられた和紙は、楮(こうぞ)の靭皮(じんぴ)の繊維を原料として漉(す)いた檀紙(だんし)に、雲母紙を載せた「料紙」です。「法華経」を書くために特別に作られたものです。
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