●極上和本YM4679●〈教訓心法〉極楽住居[浪華樹下翁教訓心法極楽住居](初-2編)樹下宇右衛門 樹下恂 石門心学

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■〈教訓心法〉極楽住居[浪華樹下翁教訓心法極楽住居](初-2編)★ゆうパック
【判型】半紙本2編5巻5冊(初編2巻・2編3巻)。縦219粍。
【作者】樹下(ジュゲ)宇右衛門(樹下恂・樹下翁(キノシタオウ)・板屋宇右衛門)作。蒼浪庵纓濯・梅村有容序。浦川公左画。和田耕斎書。
【年代等】初編:天保6年9月、蒼浪庵纓濯序。天保10年4月刊([大阪]河内屋長兵衛ほか板)。/2編:天保8年1月、梅村有容序。天保10年4月刊([大阪]河内屋長兵衛ほか板)。
【備考】分類「心学」。初編・2編全5冊揃い。『〈教訓心法〉極楽住居』は、挿絵を交え、寓話や教訓歌をしばしば引きながら「世人に苦を抜、楽を与ん」(2編序文)ために、主に仏教的見地から「児女に解し易きに取り、其旨三教の蘊奥を縦横に説」いた心学系教訓書。初編上巻は、まず『孟子』の「仁は人の安宅なり」という言葉から起筆し、「安養極楽」の大要を述べ、生まれながらの人は仁に基づく性善そのものであり、「真の楽」を得た人である、しかしながら人欲身勝手の人は、分不相応の願いや望みを持つために真の楽を得る前に心中に苦しみが生ずると説く。続けて、地獄・極楽の様相を描きながら心の在りようを諭す。同下巻では、書写性空上人の「世念濃厚(ジョウコウ)なれば道念軽微」の解釈から始め、「身贔屓」の弊害を縷々述べ、地獄と極楽が表裏一体であることを教え、心を「極楽住居(ズマイ)」にする方法を説き明かす。また、2編上巻でも『孟子』の「仁は人の心なり」の語を紐解きながら、まず、本心の本体である「仁」は仏家で言う「慈悲」にほかならず、慈悲が「極楽の根本」であることを示し、同じ隠居でも慈悲の有無によって「餓鬼と仏との大違ひ」になると諭す。同様に2編中巻では『梵網経』の孝順の教えを敷衍し、慈悲心の効用や大切さを教え、人の麁相を一身に引き受けた奉公人お杉の大慈悲心の話を展開する。さらに中編下巻では、知覚禅師の『万善同帰集』の「人身の牛(生きながら畜生道に堕ちた人)」を引いて、その譬え話から説き始め、仁の光明たる慈悲心が極楽住居の根本であることを再び諭し、仏と凡夫、地獄と極楽の違いは言わば「薄紙一重の隔て」に過ぎず、この薄紙こそが「身の欲」であり、欲ほど有害なものはないと諭し、欲のために一生「地獄住居」となった坊主の寓話を紹介する。さらに人欲の弊害について種々述べた後、心の底から地獄嫌いになり、引いては慈悲の心になること、そして、その秘訣が「慈悲をもつて一身の主とし、意(ココロ)を上(カミ)ずりにならぬやうにする」ことであると明かす。この修行が熟すれば、養生延寿となり、「名利食色の大敵」を遠ざけ、真に極楽住居の根基となる所以を説いて結ぶ。なお、末尾で本書の三編予告するが、これが嘉永2年刊『〈教訓心法〉今昔道之栞』である。
★原装・題簽付・状態良好。稀書(全国に所蔵数カ所(国文学研究資料館DB))。【参考価格(初出品時の相場):日本の古本屋で、初・2編5冊揃いが、55,000。初編2冊が、15,000~25,000円】。

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