パキスタンの北西辺境と、アフガニスタン北東部から始まるオクサス河源流帯に平行して連なる山脈が、ヒンズー・クシユ山脈である。アフガニスタンに分布する中部・西部ヒンズー・クシユに対して、東部ヒンズー・クシユと呼ばれている。主峰ティリチ・ミール7706mを筆頭に, 700Cm峰は78座、6000m峰は100座以上を擁している。一方、ヒンズー・ラジ山脈は、この東部ヒンズー・クシュのさらに東方に位置し、ヤルフーン川がその境界となつているが、同時にマスツジ川で東部と中部に分かたれていて、70座以上の6000m峰を有している。この両山脈は氷河の侵食によって、河床から岩壁が高くっつ立ち、その上部に山頂が突出する地形的特徴かあるため、山々の展望に難がある。ヒンズー・ラジを包含するヒンズー・クシユの地名は一般的には「インド人殺し」と解されているが, Indian Caucasusから転化したというレヌル少佐の解釈が現在では支持されている。
絶版大型写真集白旗史朗カラコルム山脈
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